どうも、KenGoです(*´∇`*)
ロードバイクに乗り始めて3ヶ月がたったころ、100kmのロングライド達成を目標に、ロングライドを計画しました。
今回は、北向きルートでも、南向きルートでもなく、「東向き」ルートをとります。
松山市より西はすぐ海になるので、西向きロングはありません^^;
東にすすみ、往復100kmになるには西条市の中心市街地を少し過ぎたところまで行かなくてはなりません。
ということで、目的地は私の両親の実家がある西条市と決めました。
12月初旬。気温が低い朝は避けて、お昼前に出発しました。
さあ、いったい何時に帰って来ることができるのでしょう。
自宅を出て、一旦県道40号線(松山川内線)に乗り、旧川内町役場付近で国道11号に合流しました。
このあたりは現在は「東温市(とうおんし)」と呼ばれる市で、2004年に重信町(しげのぶちょう)と川内町(かわうちちょう)が合併してできた市です。
ちなみにこの「東温市」という名前は、かつて温泉郡(おんせんぐん)の東に位置したことから、戦前より使われていた呼び名らしいです。
そういえば、東温市ができる随分前から「東温高校」という高校が旧重信町にありましたね。
「温泉郡」っていう郡名があるところが、道後温泉を有する温泉地帯・愛媛らしいでしょ(*´▽`*)ノ
愛媛県では「平成の大合併」により、70あった自治体は、20市町にまで再編されました。
さて、国道11号線をこのまま東進していくと、今回のライドの最大の難所、「桜三里」の登場です。
「桜三里」は東温市から西条市に至る金毘羅(こんぴら)街道の峠道の通称です。
名前の由来は、700年以上前に源氏に追われた平家の残党が、平家の再興を願って桜を植えたことにあると言われています。
愛媛県の中予(ちゅうよ:伊予の中心地域という呼称)と東予(とうよ:伊予の東側という意味の呼称)という二つのエリアを分断する峠でもあります。 (ちなみに愛媛県人は、この中予、東予、さらに南予という地域名を本当によく使います。それぞれ歴史的、文化的、気候的な特性がかなり違うからでしょうね)
今回のライドはその「桜三里」を超えて行くのですが、しかしこの峠部分の国道11号線が自転車乗りには劣悪な環境なのです。
車線が極端に狭い上、トラックなどの大型車の通行がめちゃくちゃ多い!
さらに2箇所あるトンネル内は、車線が狭い上に路肩部分がほぼないに等しく、古いトンネルなので、ものすごく暗くて視界不良(もちろん前後ライトは点灯させた上です)。
しかも、トンネルの路肩にはプラスチックの破片や、訳の分からない金属などが散乱していて、左端に寄ろうものならパンクは必死・・・
その上、後ろからトラックがバンバン迫ってくるのです。
「どこを走れっちゅーんじゃーーーーっい!!!」
トンネル内で何度も叫びそうになりました。
随分後で知りましたが、このトンネル部分を迂回できるルートが存在するのですが、そのルートも途中はガレガレで、下手したらバイクを担いで上り下りしないといけないようなヤバイ道です。
とにかく半泣きになりながら、2つのトンネルをなんとかクリアし、あとは峠を下って行くだけです。
平坦になったところ、旧小松町(現:西条市)に入ったあたりのコンビニで一旦休憩し、英気を養います。
それからR11を一気に東進。
西条市中心市街地を通り抜け、母親の実家に無事たどり着きました。
親戚のものは、私が松山から桜三里を超えて、自転車で来たことに一様に驚いていました。
自転車に乗り出して初めて、少しだけ自分が誇らしい気持ちになりました。
母の実家で30分ほど休憩をとった後、今度は松山に向けて同じ道をひたすら引き返していきます。
桜三里に向かって、だらだらとゆるい上りが続くのですが、この時点ですでに足が攣りそうです。
途中コンビニに何度も止まって、足のストレッチをして攣りをほぐしますが、すぐに同じ状況になります。
必死の思いで「桜三里」の上りをクリア。
峠頂点から下りに差し掛かり、恐怖のトンネル(松山に近い方)を越えたあたりにあるコンビニで、再度ストップ。
あたりはずいぶん暗くなっています。
心配しているかもしれない奥様(!)に電話した後、暖かいもので補給し、たっぷりとストレッチ。
しかし脚以外も首も肩も腕もバキバキに痛い痛い。
狭くて危ない峠越えで、全身を極度にこわばらせて走っていたんでしょうね。
疲れがとれないままの重たい体で、自宅までの残り区間の15kmほどをなんとか走りきることができました。
いや〜〜〜、疲れた疲れた!
無事帰ってこれたことに感謝!
疲れ切った体をお風呂で癒しながら、 「もう絶対桜三里は通らないっ!!!」と心に誓いました。
ということで、Strava上で101km。
ぎりぎり100kmを越えたロングライドを達成することができました!!!
2016年12月初旬のことでした。
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