「みかん国のオレンジ・ローディー」
どうも、昨晩は忘年会のKenGoです(*´∇`*)
今日は、ロードバイクに乗っていてヒヤッとドキッとした時の話をしようと思います。
とある夏の日のことでした。(今年の話です)
その日私は、愛媛県の久万高原町にロードバイクで登ろうと思いたちました。
久万高原町はその名の通り、愛媛県の高地にある町で、私の住む松山市の南にある「三坂峠」を越えたところに位置します。
また西日本最高峰の山「石鎚山」や、日本三大カルストのひとつ「四国カルスト」を有する、坂バカ&クライマー達がよだれを垂らして喜ぶ山岳地帯でもあります。
(画像:石鎚山)
(画像:四国カルスト)
実際、「石鎚山ヒルクラム」や「久万高原ヒルクライム」などの地元で有名なヒルクライム・レースは、久万高原町を舞台に開催されています。
(画像:石鎚山ヒルクライムの模様)
久万高原町の道の駅「天空の郷さんさん」で、車に乗った妻と娘と合流し、昼食を一緒にとることにしました。
自宅がある松山市から久万高原町に行くには、国道33号線を走って「三坂峠」越えで行くのが普通のルート。
しかし今回は、夜練で走っている東温市の上林(かみばやし)から皿ヶ嶺の横を通る峠を登って行くことに。
上林からの長い長い上り坂をなんとか越えて、汗だくで久万高原町の道の駅「天空の郷さんさん」に到着。
妻と娘と無事合流してランチ。
そして、敷地内にある「天空の郷さんさんパン工房」でパンも追加購入。
ここのパン屋の一番人気は「黄金の柱」という変わったパンらしいのですが、気がつかず買わなかったのが残念でしたが、他のパンも美味しかったですyo!
これで補給もバッチリ。
お腹が満たされたところで、近くにある古くからの知り合いの別荘に寄ってみようということになりました。
そのお方は年齢的にはずっと大先輩で、私の父親と同じ年。
若い頃は四輪のプロレーサーとしてメーカーと専属契約をして走っていた、知る人ぞ知る伝説のレーサーです。
(氏が乗っていたプロトタイプ・レーシングカー。日本グラプリでの写真らしいです)
ひょんなことから知り合いとなり、私が大学生の頃からずっと可愛がってもらっていました。
私の車好きは、このお人の影響を多分に受けています。
(今は自転車に夢中ですが^^;)
突然の訪問にも快くもてなしていただき、ひとしきりの談笑の後、氏の別荘を後にしました。
山の中腹にある別荘からの帰りは、かなりの急勾配の坂を下っていきます。
実はその下りの途中にかなりの量の砂が広がっていたのですが、前を走る妻の車に気を取られた私は、そのことに全く気がつかなかったのです。
緩い左カーブでバイクを傾けていたため、その大量の砂の上で後輪がいきなりズルッと滑ります!
とっさに逆ハンを切って体勢を立て直してからブレーキをかけたところ、今度はフロントタイヤが滑り出しました!
まだ砂地帯が続いていたのです!
再度バランスをとってバイクを立て直しましたが、その時には右手の山肌に向かって一直線にバイクが向かっていました!
山肌の手前には排水用の溝が大きな口を開けて待っています・・・
(うわーーーっ!絶体絶命やん!!!)
とっさに前後輪のブレーキを緩めて一瞬タイヤのグリップを回復させ、再度前後のブレーキをかけます。
なんと、大きな溝の数センチ手前で停車!
ホッとしたのもつかの間、停車したバイクは傾斜に沿ってゆっくりと左に傾いていきました。
しかーーーーし、ビンディングはまだ外れていません!
(最後の最後、立ちゴケか〜〜〜〜っ)
と半ば諦めながら、ヤケクソになって左足を外に大きく蹴り出すと、バチンって大きな音をたててビンディングから外れました!
そのまま左足をドンっと地面に着地。
何とか事なきを得ました。
(フェ〜〜ッ!ヤベエ、ヤベエ!危うく山肌に突き刺さるとこだったゼィ!!)
大量の冷や汗をかきながら、下りを再開しました。
滑り始めてから停車まで、時間にして1〜2秒でしょうか?
一瞬、自分が山に突き刺さっているイメージが頭によぎりましたが、なんとか止まることができました。
小さく回るため、リアタイヤをわざと滑らすというのは結構よく使う手なので、リアのスライドは特に怖くはないのですが、フロントまでスライドし始めると、さすがにどうにも制御ができません(汗)
今まで一度も落車や立ちゴケをしたことがない、というところから変な過信が生まれていたのでしょうね^^;
本当に反省、反省でございます。
落車して大怪我でもしたら、楽しいバイクライフはおろか、会社や家族にまで大きな迷惑をかけてしまいます。
下りの場合、最悪死亡事故にもつながりかねません。
では、どうすれば良かったのか?
簡単な話で、「バイクをしっかりと減速させ、直進状態でゆるゆると砂地帯を越える」
が正解ですよね。
今回は道路に砂がのっていることに気がつかなかったことが、最大の原因です。
路面状況の確認は、一瞬も怠ることなくし続けなければいけないですよね。
特にスピードが出る下りでは。
よく言われるように「出かけた時と同じように、元気な姿で帰宅する」というのは、スポーツバイクを楽しむための大前提です。
それを毎回達成し続けることで、はじめてロードバイクという趣味が成立するのだと思っています。
幸いにして今回はヒヤッとしただけで済みましたが、改めて、気を引き締めて走ることを肝に命じたしだいです。
また安全走行については、別の機会に記事にしたいと思います。
みなさんも、怪我なく元気でスポーツバイク・ライフを楽しみましょうね♪
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