「みかん国のオレンジ・ローディー」
どうも、KenGoです(*´∇`*)
ロードバイクを買って半月。
超・初心者なりに、乗りやすいポジション(サドル高)を模索し、とりあえず普通に、不安なく走れるぐらいになった私は、次の目標としてロングライドに挑戦することにしました。
先輩ローディー達のブログを見ていると、「ロングライドとは最低100kmから」、「いやいや100kmなんて距離はロングとは呼べない!」なんて雰囲気が漂っていますが、それまで最長15kmほどしか走ったことがない私とっては、いきなり100kmのライドなんて夢のようなお話。
まったく気が遠くなるような距離です。
そこで、まずは現実的に達成できそうな「50km越え」のライドを目論見ます。
いろいろ悩んだ結果、松山市北条の海岸線(R196)を通り、今治市の西端、菊間(旧越智郡菊間町。現在は今治市に合併)を目指して、行けるところまで行ってみることにしました。
場合によっては途中で引き返すことも辞さない(`ω´)キリッ フフフッ
このルートはほとんどの区間が平坦なので、初心者には特にオススメのコースです。
実際、その後しばらくは私のお気に入りのコースとなりました。
余談ですが、北条地区は現在は松山市に編入されていますが、もともとは松山市の北に位置する「北条市」(2005年合併)。
古くは「風早(かざはや)の地」とよばれ、河野水軍の本拠地として古代、鎌倉、南北朝、戦国時代と永きにわたって繁栄した、歴史ロマン溢れる土地です。
ちなみに河野水軍は、一時は瀬戸内最大の水軍として勢力を誇り、有名な「村上水軍」もその配下におさめていたらしいですね。
(画像は河野水軍の「戦勝祈願」と「祝勝奉賛」が由来と言われる伝統行事。
勇壮な海の男衆による「櫂練(かいねり)踊り」
さて週末の朝の9:30ごろ自宅を出発。松山市の中心市街地を抜けて山越(やまごえ:町名です)からR197に入ります。
まだこのエリアでは自動車が多くて、車道の左端を自動車と一緒に走るというのは、初心者の私にはなかなか大変な作業です。
R196を北上し、うつぼや本店(だんご屋さんです。坊っちゃん団子で有名)がある交差点で、北条バイパスに入るか旧道を走るかで一瞬迷いますが、しばらく結構な上り坂が続くバイパスは断固拒否(笑)。
県道347号に名称を変えた道路を直進して、旧北条市街地を目指します。
旧北条市の商店街を貫く県道347号を走っている時、古い店舗の軒先で椅子に座っていたおばあちゃんが、私がロードバイクで通り過ぎるのを見るや、笑顔で大きく手を振ってくれました。
一瞬???となりましたが、何か自転車の大会でもしてるかと勘違いしたのかもしれませんね。
しかし勘違いでも、沿道の人から手を振ってもらうというのは気分が良いものです^^
ここまでの走行でかなり疲労困憊していた私は、そのおばあちゃんのおかげで、一瞬にして疲労が吹き飛ぶのを感じました。
自宅を出発しておよそ20kmの地点。すでに自転車での私の最長走行距離を超えています。
どおりで疲れていたはずですね^^;
北条地区商店街を抜けてさらに北上すると、目の前に海が広がってきます。
本格的な海岸線に突入です!
瀬戸内海特有の多島美が広がる景色を左手に、補給地点の道の駅を目指してペダルを回します。
わずか3kmほどで「道の駅・風和里(ふわり)」に到着。
持ってきたカロリーメイトとドリンクで補給を取ります。
疲れた足を自分でマッサージし少しでも疲労を取り除く努力をして、菊間を目指してスタート。
ここからは終始海岸線。
緩やかなアップダウンでも、今の私には結構堪えます。 がんばってペダルを漕ぎます。
瓦屋さんが何件か見えてきました。
菊間瓦で有名な菊間地区(旧菊間町)に入ってきた証(あかし)です!
菊間のメイン集落にある大きな川にかかる橋を越え、もうここらでいいだろうと左折し、海向かいます。
人が誰もいないプライベートビーチのような砂浜を見つけ、そこでロードバイクを停車。
ここを折り返し地点と決めて、ゆっくり休憩をとりました。
残りのカロリーメイトとドリンクで再度補給です。
帰りの距離を走る決心がつくまで待って、またロードバイクにまたがり、来た道を引き返します。
自転車でこんな場所まで来れた!そんな充実感と、いっぱいの疲労感を抱えて・・・
行きは休憩1回で菊間まで来れましたが、帰りは3回も休憩しながら帰宅しました^^;
走行ルートと距離はこちら。
私にとっての初のロングライド。66kmにおよぶロードバイクの大冒険(笑)は無事終了となりました^^
今からおよそ1年前、2016年の秋の出来事でした。
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